AUTO.MASTER(5) AUTO.MASTER(5)
名前
/etc/auto.master - オートマウントシステムのマスタマップ
説明
auto.master マップは、 autofs(8) スクリプトが呼び出されてオートマウント
システムに必要なマウントポイントを設定するときに参照される。このファ イ
ル の各行には、マウントポイントと別ファイルの位置が書かれている。別ファ
イルには、そのマウントポイントにマウントするファイルシステムが記述さ れ
ている。これらのマップへのアクセスはキーによって管理されている。
間 接マップでのオートマウントの場合、オートマウントシステムでマウントさ
れたファイルシステムへのアクセスは、一般に次のようなパス形式で行われる:
/mountpoint/key/path/file,
ここで mountpoint は auto.master 設定ファイルに列挙リストされるものであ
る。 key はマスタマップが指すマップファイル中の key に対応 す る (aut-
ofs(5) を参照)。 path と file はマウントされたファイルシステム上のファ
イルを参照する。直接マップでのオートマウントの場合、マウントされたフ ァ
イ ルシステムへのアクセスは、関連するマップで指定されたフルパスを使って
行なわれる。直接マップのマウントポイントは、 auto.master マップにおいて
常に /- と指定される。
書式
このファイルは 3 つのフィールドを持ち、各フィールドは任意の数の空白また
はタブで区切られる。 # で始まる行はコメントである。 1 番目のフィール ド
はマウントポイントである。 2 番目のフィールドは、そのマウントポイントに
対して参照すべきマップファイルである。 2 番目の フ ィ ー ル ド は map-
type:mapname という形式である。ここで maptype はサポートされているマッ
プタイプ (file, program, yp, nisplus, hesiod, userdir, ldap) のいずれか
で あり、 mapname はマップの名前である。 3 番目のフィールドは存在しても
しなくてもよく、マップ中の全てのエントリに適用されるオプションを記述 す
る ことができる。オプションが各マップのオプションに追加されるという点は
、 SunOS のオートマウントシステムの動作と異なる。
マップファイルの書式とオプションは autofs(5) に記述されている。
例
/home /etc/auto.home
/misc /etc/auto.misc
/mnt yp:mnt.map
これは 3 つのマウントポイント /home, /misc, /mnt を生成する。 /home へ
の全てのアクセスは、 /etc/auto.home にあるマップを参照する。 /misc への
全てのアクセスは、 /etc/auto.misc にあるマップを参照する。 /mnt への 全
てのアクセスは、NIS マップ mnt.map を参照する。
関連項目
automount(8), autofs(5), autofs(8).
著者
こ の man ページは Christoph Lameter
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