CARDCTL(8) CARDCTL(8) cardctl - PCMCIA カード制御ユーティリティ 書式 cardctl [-V] command [socket] cardctl [-c config] [-f scheme] [-s stab] scheme [name] 説明 cardctl は PCMCIA ソケットの状態を監視/制御するために用いられる。ソケッ ト番号を指定すればそのソケットのみを対象とし、指定しなければ全てのソ ケ ットを対象とする。 cardctl は PCMCIA の設定スキーマを切り替える用途にも用いられる。現在の スキーマ名はそれぞれのデバイス用のオプションスクリプトに「デバイスア ド レ ス」の一部として渡されるので、これを使えばスクリプトで条件分けを行う ことができる。 cardctl をルート権限で実行すると全てのコマンドを利用できる。一般ユー ザ ーからは情報表示系のコマンドのみが利用できる。 コマンドによっては、 cardmgr が起動されていないと動作しない (あるいはお かしな結果となる) ことがある。 コマンド status 現在のソケット状態フラグを表示する。 config ソケットの設定を表示する。表示される情報は、電力の状態・割り込み ・I/O ウインドウの設定・設定レジスタの状態、である。 ident カードの認識情報を表示する。表示される情報は、製品の認識文字列・ メーカの ID コード・function ID コード、である。 suspend ソケットをシャットダウンして、電力供給を止める。 resume ソケットに再度電力を供給し、再設定する。 reset ソケットにリセット信号を送る。ただしそのソケットに接続されている 全てのドライバの承認を必要とする。 eject 全てのクライアントドライバにカードがイジェクトされたことを知らせ 、ソケットへの電力供給を止める。 insert 全てのクライアントドライバにカードが挿入されたことを知らせる。 scheme スキーマが設定されなかった場合、現在設定されている PCMCIA スキー マを表示する。スキーマ名を指定すると、全ての PCMCIA デバイスの設 定を解除し、新しいスキーマで再設定する。 -V バージョン情報を表示して終了する。 -c config カード設定データベースとカード設定スクリプトの置場所として、指定 さ れたディレクトリを用いる。通常は /etc/pcmcia のものを読み込む 。 -f scheme 現在の設定スキーマの追跡に指定したファイルを用 い る 。 通 常 は /var/lib/pcmcia/scheme を用いる。 -s stab 現 在 の ソ ケ ッ ト 情 報を指定したファイルから読み込む。通常は /var/lib/pcmcia/stab を用いる。 著者 David Hinds - dahinds@users.sourceforge.net 関連項目 cardmgr(8). pcmcia-cs 2000/12/13 16:50:26 CARDCTL(8)
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