MKPASSWD(8) MKPASSWD(8) 名前 mkpasswd - passwd と group のデータベースファイルを更新する 書式 mkpasswd [-fvgps] file 説明 mkpasswd はフラグで与えられた書式にしたがってファイルを読み込み、それを データベースファイル形式に変換する。作成されたデータベースファイルは 、 多 くのユーザがいるシステムでのアクセス性能を改善するために用いられる。 出力ファイルの名前は file.dir および file.pagとなる。 -f オプションを指定すると、 mkpasswd は出力ファイルが存在していても無視 し て上書きする。通常は、出力ファイルが既に存在する旨の警告を発して終了 する。 -v オプションを指定すると、 mkpasswd は変換を行なう毎に各レコードの情報 を出力し、最後に終了メッセージを表示する。 -g オプションを指定すると、入力ファイルが /etc/group ファイルの書式であ るとみなして処理を行なう。 -s オプションと同 時 に 用 い た 場 合 は 、 /etc/gshadow ファイルの書式が用いられる。 -p オプションを指定すると、入力ファイルが /etc/passwd ファイルの書式で あるとみなして処理を行う。これがデフォルトの動作である。 -s オプショ ン と同時に用いた場合は、 /etc/shadow ファイルの書式が用いられる。 警告 複 数のデータベースファイルを使えるのは、 NDBM データベースライブラリを 備えたシステムのみであり、どんなシステムでも可能なわけではない。 注意 大抵のコマンドは変更の際にデータベースファイルを更新する機能を備えて い る ので、このコマンドが必要になるのは、データベースを削除してしまった場 合や、データベースが壊れた場合などに、再生成するときだけである。 ファイル /etc/passwd - ユーザアカウント情報 /etc/shadow - shadow 化されたユーザ情報 /etc/group - グループ情報 /etc/gshadow - shadow 化されたグループ情報 関連項目 group(5), passwd(5), shadow(5) 著者 Julianne Frances Haugh (jockgrrl@ix.netcom.com) MKPASSWD(8)
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