PCMCIA_CORE(4) PCMCIA_CORE(4) 名前 pcmcia_core - PCMCIA カードサービスのコアモジュール 書式 insmod pcmcia_core.o [pc_debug=n] [setup_delay=n] [resume_delay=n] [shutdown_delay=n] [vcc_settle=n] [reset_time=n] [unreset_delay=n] [unreset_check=n] [unreset_limit=n] [cis_speed=n] [io_speed=n] [cis_width=n] [probe_io=n] [probe_mem=n] [cb_mem_base=n] [cb_bus_base=n] [cb_bus_step=n] [cb_pci_irq=n] 説明 pcmcia_core はカードサービスのコアモジュール (中核をなすモジュール) で 、各 PCMCIA カードのドライバすべてから必要とされる。このモジュールは あ らゆるソケットデバイスドライバに先立ってロードされる。 カ ーネルバージョンがマッチしなかった場合は、このモジュールはロードされ ない。モジュール自身からバージョン情報を取出すには以下のようにすれば よ い: strings -n 10 pcmcia_core.o | head -3 パラメータ pc_debug=n PCMCIA のデバッグレベルを指定する。このパラメータは、デバッグ可 能な指定でモジュールをコンパイルした場合にのみ利用できる。 0 以 外の値を指定するとデバッグが可能となる。 setup_delay=n カードが最初に識別されてから電力が供給されるまでの遅延時間を設定 する。 1/100 秒単位で、デフォルトは 5。 resume_delay=n レジュームイベントが処理されてからサスペンドしていたカードに電力 が 供給されるまでの遅延時間を設定する。 1/100 秒単位で、デフォル トは 20。 shutdown_delay=n カードが抜かれてから PCMCIA ソケットを閉じるまでの遅延時間を設定 する。 1/100 秒単位で、デフォルトは 5。 vcc_settle=n PCMCIA ソケットに電力を供給してからカードにアクセスできるように するまでの遅延時間を設定する。 1/100 秒単位で、デフォルトは 40。 reset_time=n ソフトウェアリセットシグナルがアサートされつづける時間を設定する 。マイクロ秒単位で、デフォルトは 10。 unreset_delay=n カードがリセットされてから、そのカードが ready であるか最初に チ ェ ックするまでの遅延時間を設定する。 1/100 秒単位で、デフォルト は 10。 ready 信号を早々に出すようなカードに対しては、この遅延を 長くすべきである。 unreset_check=n ソフトウェアリセットが送られてからカードが利用可能になるまで、ど れくらい頻繁にチェックしに行くかを設定する。 1/100 秒単位で、 デ フォルトは 10。 unreset_limit=n カードが使えないと報告するまでに何回カードをチェックするかを設定 する。デフォルトでは 50 (5 秒)。 cis_speed=n カードの CIS メモリウィンドウへのアクセス遅延時間をナノ秒単位 で 設定する。このパラメータはカードの認識だけに影響する。デフォルト は 300 ns。 cis_width=n このフラグが設定されると、CIS ウインドウが 16 ビット転送向けに設 定される。デフォルトは 0 (8 ビット転送を使う)。 io_speed=n I/O ポートウィンドウへのアクセス遅延時間をナノ秒単位で設定する。 デフォルトは 0。 probe_io=n 他の未知の Linux デバイスと I/O ポート領域の競合が生じていないか を、カードサービスに検知させるかどうかを決めるフラグ。デフォルト は 1 (真)。メモリウィンドウが拡張 ROM やメモリマップするデバイス と競合していないかを、カードサービスに検知させるかどうかを決める フラグ。デフォルトは 1 (真)。 cb_mem_base=n CardBus ブリッジレジスタのメモリマッピングに用いるベースアドレス を設定する。デフォルトでは、 PCI BIOS によって初期化されていない ブリッジは 0x68000000 にマップされる。このパラメータを設定すると 、この値が存在するあらゆるマッピングを上書きする。 cb_bus_base=n PCI バスの番号を指定する。 CardBus のバスはこの番号から番号付け しなおされる。デフォルトでは、ブート時に初期化されなかったバスの 値は 0x20 から番号付けされる。 cb_bus_step=n バ スが番号付けし直されるときに、それぞれの CardBus ソケットに対 して、セカンダリ PCI バス用に予約するバススロットの個数を指定 す る。デフォルトは 2。 cb_pci_irq=n BIOS によって PCI 割り込みが設定されなかったカードバスブリッジに 割り当てる、割り込み番号を指定する (1 から 15 まで)。デフォル ト では、 BIOS PCI の割り込みルーティングテーブルに基づいて割り込み を取得する (テーブルがはっきりしている場合に限る)。 著者 David Hinds - dahinds@users.sourceforge.net 関連項目 cardmgr(8), pcmcia(5) pcmcia-cs 2000/08/30 20:23:01 PCMCIA_CORE(4)
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