リナックスコマンド

sfdiskのヘルプ・マニュアル

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sfdisk --help

sfdisk (util-linux-ng 2.17.2) 使い方: sfdisk [オプション] デバイス名... デバイス: /dev/hda や /dev/sda の様な何か 有益なオプション: -s [or --show-size]: パーティションサイズのリスト -c [or --id]: パーティション ID の表示または変更 -l [or --list]: デバイス毎のパーティションリスト -d [or --dump]: 前に同じだが、後の入力書式に沿うようにする -i [or --increment]: シリンダ数など。0 ではなく 1 から -uS, -uB, -uC, -uM: セクタ/ブロック/シリンダ/MB のユニットの受理/報告 -T [or --list-types]:既知のパーティションタイプのリスト -D [or --DOS]: DOS 互換モード -- 空間が少し無駄になります -R [or --re-read]: カーネルにパーティションテーブルを再読込みさせる -N# : 指定番号# のパーティションのみ変更する -n : ディスクへの実際の書込みを行わない -O file : 上書きされるセクタをファイルに保存する -I file : セクタをファイルから復元する -v [or --version]: バージョンを表示する -? [or --help]: このメッセージを表示する 危険なオプション: -g [or --show-geometry]: カーネルのジオメトリ情報を表示する -G [or --show-pt-geometry]: 領域テーブルから推測されるジオメトリ情報を表示する -x [or --show-extended]: 拡張領域リストも表示する またはそれらの記述子の入力を得る -L [or --Linux]: Linux にそぐわなくても文句を云わない -q [or --quiet]: 警告メッセージを抑制する ジオメトリ検出を強制指定できます: -C# [or --cylinders #]:使用するシリンダ数を設定する -H# [or --heads #]: 使用するヘッド数を設定する -S# [or --sectors #]: 使用するセクタ数を設定する 矛盾のチェックを行わないようにできます: -f [or --force]: おかしな指定を行っても、そのまま実行します

sfdisk (util-linux-ng 2.17.2) Usage: sfdisk [options] device ... device: something like /dev/hda or /dev/sda useful options: -s [or --show-size]: list size of a partition -c [or --id]: print or change partition Id -l [or --list]: list partitions of each device -d [or --dump]: idem, but in a format suitable for later input -i [or --increment]: number cylinders etc. from 1 instead of from 0 -uS, -uB, -uC, -uM: accept/report in units of sectors/blocks/cylinders/MB -T [or --list-types]:list the known partition types -D [or --DOS]: for DOS-compatibility: waste a little space -R [or --re-read]: make kernel reread partition table -N# : change only the partition with number # -n : do not actually write to disk -O file : save the sectors that will be overwritten to file -I file : restore these sectors again -v [or --version]: print version -? [or --help]: print this message dangerous options: -g [or --show-geometry]: print the kernel's idea of the geometry -G [or --show-pt-geometry]: print geometry guessed from the partition table -x [or --show-extended]: also list extended partitions on output or expect descriptors for them on input -L [or --Linux]: do not complain about things irrelevant for Linux -q [or --quiet]: suppress warning messages You can override the detected geometry using: -C# [or --cylinders #]:set the number of cylinders to use -H# [or --heads #]: set the number of heads to use -S# [or --sectors #]: set the number of sectors to use You can disable all consistency checking with: -f [or --force]: do what I say, even if it is stupid

man sfdisk

SFDISK(8) Linux Programmer’s Manual SFDISK(8) 名前 sfdisk - Linux 用のパーティションテーブル操作ツール 書式 sfdisk [options] device sfdisk -s [partition] 説明 sfdisk には (主に) 4 つの使用法があり、パーティションサイズの一覧・デバ イス上のパーティションの一覧・デバイス上のパーティションのチェック・ デ バイスのパーティション再分割 (これは非常に危険) ができる。 サイズの一覧 sfdisk -s partition とすると partition のサイズをブロック単位で表示する 。この使用法は mkswap のようなプログラムと共に使う場合に便利である。 こ こ で 、 partition は、普通 /dev/hda1 や /dev/sdb12 のようにするが、 /dev/xda のようにディスク全体でもよい。 % sfdisk -s /dev/hda9 81599 % パーティション引き数が省略された場合、 sfdisk は全てのディスクのサイ ズ と合計をリストする: % sfdisk -s /dev/hda: 208896 /dev/hdb: 1025136 /dev/hdc: 1031063 /dev/sda: 8877895 /dev/sdb: 1758927 合計: 12901917 ブロック % パーティションの一覧 第 2 の呼び出し形式: sfdisk -l [options] device はデバイス上のパーティ ションをリストする。デバイス引き数が省略された場合、全てのハードディ ス ク上のパーティションがリストされる。 % sfdisk -l /dev/hdc ディスク /dev/hdc: ヘッド数 16、セクタ数 63、シリンダ数 2045 ユニット = 516096 バイトのシリンダ、1024 バイトのブロック、0 から数えます デバイス ブート 始点 終点 #シリンダ #ブロック ID システム /dev/hdc1 0+ 406 407- 205096+ 83 Linux native /dev/hdc2 407 813 407 205128 83 Linux native /dev/hdc3 814 2044 1231 620424 83 Linux native /dev/hdc4 0 - 0 0 0 空 % 数 字の後ろに付いた - と + 符号は、丸めが行われており、本当の値は多少小 さい (大きい) ことを示す。正確な値を知るためには、セクタを単位として リ ストすればよい。 パーティションのチェック 第 3 の呼び出し形式: sfdisk -V device は device 上のパーティションテー ブルに対していろいろな整合性チェックを適用する。 ‘OK’ または問題点が 表 示 される。 -V オプションは -l と一緒に使うことができる。シェルスクリプ トから使う場合は sfdisk -V -q device とすればステータスのみを返すことも できる。 パーティションの作成 第 4 の呼び出し形式: sfdisk device を用いると、 sfdisk は device 用のパ ーティション分割指定を標準入力から読み込み、そのディスクのパーティシ ョ ン テーブルを変更する。よって、 sfdisk をシェルスクリプトから使うことが できる。 sfdisk が標準入力を端末と認識した場合は、対話的な動作に入る 。 それ以外の場合は、何らかのエラーでアボート (abort) する。 特に注意 - 1 つ打ち間違えるだけで全てのデータが失われる 予防措置として、 sfdisk で変更されるセクタを保存することができる: % sfdisk /dev/hdd -O hdd-partition-sectors.save ... % こうすれば、(ディスクに何かを書き込む前なら) 何か馬鹿な間違いに気付いた 場合に、以下のようにして以前の状態に戻すことができる。 % sfdisk /dev/hdd -I hdd-partition-sectors.save % (これは以前のパーティションテーブルを保存するのとは異なる: 以前のパーテ ィ ションテーブルは -d オプションを使えば可読な形式で保存できる。しかし 、論理パーティションを作成した場合、それを記述するセクタはディスクの ど こ かにあり、以前のパーティションテーブルの一部ではないセクタに置かれる 可能性もある。よって、-O オプションで保存される情報は、 -d の出力のバイ ナリ版ではない。) 多くのオプションがある。 オプション -v または --version sfdisk のバージョン番号を表示して、すぐに終了する。 -? または --help 使用法のメッセージを表示して、すぐに終了する。 -T または --list-types 認識されたタイプ (システム ID) を表示する。 -s または --show-size パーティションのサイズをリストする。 -g または --show-geometry 指定されたディスクに関するカーネルのジオメトリ情報をリストする。 -G または --show-pt-geometry 指定されたディスクに関するカーネルのジオメトリ情報を、パーティシ ョンテーブルを見て推測し、リストする。 -l または --list デバイスのパーティションをリストする。 -d sfdisk の入力として使えるフォーマットで、デバイスのパーティショ ンをダンプする。例えば、 % sfdisk -d /dev/hda > hda.out % sfdisk /dev/hda < hda.out は (OS/2 の fdisk が作った) 不正な最後の拡張パーティションを修正 する。 -V または --verify パーティションが正しいかをテストする (上記を参照)。 -i または --increment シリンダ数を 0 ではなく 1 から数える。 -N number 指定された 1 つのパーティションだけを変更する。例えば、 % sfdisk /dev/hdb -N5 ,,,* % は /dev/hdb の第 5 パーティションをブート可能 (‘アクティブ’) に して、他は変更しない (多分、この第 5 パーティションは /dev/hdb5 と 呼ばれるが、 ‘/my_equipment/disks/2/5’ のような別の名前で呼ぶ のも自由である)。 -Anumber 指定したパーティション (複数でもよい) をアクティブにして、他のパ ーティションを非アクティブにする。 -c または --id number [Id] 引き数 Id が指定されない場合: 指定されたパーティションの ID を表 示する。引き数 Id が指定されている場合: 指定されたパーティション の タ イ プ (ID) を与えられた値に変更する。このオプションには --print-id と --change-id という非常に長い形式がある。例を示す: % sfdisk --print-id /dev/hdb 5 6 % sfdisk --change-id /dev/hdb 5 83 OK 最初に /dev/hdb5 が ID 6 であることを表示させ、次に ID を 83 に 変更している。 -uS または -uB または -uC または -uM セクタ単位 (ブロック単位・シリンダ単位・メガバイト単位) の数値を 受け付け・表示する。少なくともジオメトリが分かる場合、デフォルト はシリンダ単位である。 -x または --show-extended 基本パーティションでない拡張パーティションも出力にリストする。ま たそれらに対するパーティション設定を入力で受け付ける。 -C cylinders シリンダ数を指定する。カーネルが想定している値を上書きできる。 -H heads ヘッド数を指定する。カーネルが想定している値を上書きできる。 -S sectors セクタ数を指定する。カーネルが想定している値を上書きできる。 -f または --force たとえ馬鹿げたことであっても、指示したことを行わせる。 -q または --quiet 警告メッセージを表示しない。 -L または --Linux Linux に関連しない警告を出さない。 -D または --DOS DOS との互換性のために、いくらかの領域を無駄にする (より正 確 に は: あるパーティションがデバイスの MBR だったり、拡張パーティシ ョン用のパーティションテーブルを含んでいたりしてセクタ 0 を持 つ ことができない場合、通常 sfdisk は次のセクタからパーティションを 開始する。しかしこのオプションを指定すると、デフォルトで次のトラ ッ ク にスキップしてからパーティションを開始する。例えば 34 セク タ/トラックの場合なら、 33 セクタが無駄になる。これは、あるバ ー ジョンの DOS が行う動作と同じである)。ある種のディスクマネージャ とブートローダ (OSBS などのことで、LILO や OS/2 ブートマネージャ は含まれない) はこの空き領域に置かれるので、これらを使う場合には 、このオプションが必要かもしれない。 -E または --DOS-extended 「内側」の拡張パーティションの開始セクタ番号を、 (Linux の よ う に) 「外側」の拡張パーティションの開始セクタからの相対位置として 取得せず、 (DOS のあるバージョンのように) 開始シリンタ境界からの 相対位置として取得する。 (ここに違いがあるということは、もし DOS と Linux がパーティションテーブルを同じ方法で解釈していれば、 拡 張パーティションを常にシリンダ境界から始めなければならない、とい うことを意味する。もちろん、どこにシリンダ境界があるかは 、 DOS がディスクに対してどのようなジオメトリを使うかを知っていなければ わからない。) --IBM または --leave-last IBM のある診断プログラムは、最後のシリンダをディスクチェックの目 的で使用する。もし、このようなプログラムを実行することがあるなら 、 sfdisk に対して最後のシリンダを割り当てさせないように、このオ プションを使うこと。最後のシリンダに不正なセクタテーブルが含まれ ていることが時々ある。 -n 全ての動作を通して実行するが、実際にはディスクに書き込まない。 -R (カーネルにパーティションテーブルを再び読み込ませるために) BLKR- RPART ioctl のみを実行する。最後の BLKRRPART が成功するかを前も ってチェックするのに役立つ。また (例えばバックアップから dd を使 って) 「手動で」パーティションテーブルを変更した場合などにも役立 つ。カーネルが (‘device busy for revalidation (usage = 2)’) とい う警告を出した場合は、デバイスがまだ使われており、ファイルシステ ムをアンマウントすべきである。あるいはスワップパーティションなら swapoff を実行すべきである。 --no-reread ディスクのパーティション再分割を始めると、 sfdisk はディスクがマ ウントされていないか、またはスワップデバイスとして使われていない かをチェックする。使われている場合には、続行を拒否する。このオプ ションを指定すると、このチェックを行わない。 (一方で、-f オプ シ ョンは sfdisk に対してテストが失敗した場合でも強制的に続行させる 。) -O file 新しいパーティションを書き込む直前に、上書きされるセクタを file に出力する (file は、他のディスクやフロッピーにある方が良い)。 -I file 不適切な sfdisk コマンドでファイルシステムを壊してしまった後でも 以前の状態に回復できる。これは -O フラグを使って以前の状態を保存 してある場合にのみ可能である。 理論 ディスクのブロック 0 (マスターブートレコード) には、他に 4 つのパーティ ションディスクリプタがある。ここで説明するパーティションは 基本パーティ ションと呼ばれる。 パーティションディスクリプタには 6 つのフィールドがある: struct partition { unsigned char bootable; /* 0 または 0x80 */ hsc begin_hsc; unsigned char id; hsc end_hsc; unsigned int starting_sector; unsigned int nr_of_sectors; } 2 つの hsc フィールドは、最初と最後のパーティションのヘッド・セクタ・シ リンダを示す。各 hsc フィールドは 3 バイトしかないので、 24 ビットし か 使用できず、大きなディスク (つまり 8GB より大きいディスク) には十分でな い。実際には、(通常は 16 であるヘッド数のために 1 バイトを使う) 無駄 の 多 い表現のために、0.5GB から既に問題が起こる。しかし、Linux はこのフィ ールドを使わず、 Linux が起動する前のブート時にのみ問題が生じる可能性が ある。詳しくは、 lilo のドキュメントを参照すること。 各 パーティションにはタイプ ‘ID’ がある。 ID が 5 または f (‘拡張パーテ ィション’) の場合、このパーティションの開始セクタにも 4 つのパーティ シ ョンディスクリプタがある。 MSDOS は最初の 2 つしか使わない: 最初の 1 つ は実際のデータパーティションで 2 つめは、次の拡張パーティション (または 空) である。このようにして、拡張パーティションの連鎖をつくる。他の OS は少し異なる方法を使う。 Linux は 85 を 5 や f と同じものとして受け付け る - DOS FDISK をハングさせることなく 1024 シリンダを越えたところに Linux の拡張パーティションを作りたい場合に、これが役立つ。 (正当な理 由 がない場合は、他の OS にも認識される 5 のみを使うべきである。) 基本や拡張でないパーティションは、 論理パーティションと呼ばれる。大抵、 論理パーティションからはブートできない (なぜなら、論理パーティション を 見 付けるプロセスは、ただ MBR を探すのにくらべて更に複雑なためである)。 拡張パーティションでは、ID と開始点しか使われない点に注意すること。他の フ ィールドに何を書くのかには、いろいろな習慣がある。データの保管やスワ ップには、拡張パーティションは使うべきではない。 入力フォーマット sfdisk は、以下の形式の行を読み込む。 ここで各行は 1 つのパーティションディスクリプタに対応する。 フィールドは空白・コンマ・セミコロンで区切られる (これらの後に空白を 置 い てもよい)。先頭と末尾の空白は無視される。数字は 8 進・10 進・16 進を 使うことができて、10 進がデフォルトである。フィールドがない場合、または 空白の場合、デフォルトの値が使われる。 の部分は省略できる (たぶん省略すべきである) - これらは、 sfdisk が , , カーネルから与えられるディスクジオメトリを使って 計 算するか、 -H, -S, -C フラグで指定される。 ブート可能とするかどうかは [*|-] で指定する。デフォルトではブート可能で ない。 (このフィールドの値は Linux とは関係ない。 - Linux が稼働して い るなら、既にブート済みである - しかし、このフィールドはある種のブートロ ーダや他の OS で用いられる。例えば、複数の DOS パーティションがある場合 、 DOS はブート可能なものの中から最初のものを C: に割り当てる。) ID は、プレフィックス 0x を付けない 16 進数か、[E|S|L|X] で指定される。 ここで L (LINUX_NATIVE (83)) はデフォルトであり、 S は LINUX_SWAP (82), E は EXTENDED_PARTITION (5), X は LINUX_EXTENDED (85) である。 start のデフォルト値は、割り当てられていない最初のセクタ/シリンダ/... である。 size のデフォルト値は、(次のパーティションまたはディスクの終りま で の) 可能な限り大きな値である。 しかし、拡張パーティションの内側の 4 つのパーティションのデフォルトは、 Linux パーティション・拡張パーティション・空・空である。 ただし、(1 つのパーティションだけを変更する) -N オプションが指定され た 場合、各フィールドのデフォルトは前の値になる。 例 コマンド sfdisk /dev/hdc << EOF 0,407 ,407 ; ; EOF は、先に説明したように /dev/hdc を分割する。 コマンド sfdisk /dev/hdb << EOF ,3,L ,60,L ,19,S ,,E ,130,L ,130,L ,130,L ,,L EOF は、/dev/hdb を、3 シリンダと 60 シリンダの 2 つの Linux パーティション 、 19 シリンダのスワップスペース、残りの拡張パーティションに分割する 。 拡張パーティションの内部は 4 つの Linux 論理パーティションがあり、 3 つ は 130 シリンダで、1 つはその残りの部分である。 -x オプションを使った場合、入力行数は 4 の倍数でなければならない: 使 用 し ない 2 つの空パーティションを 2 つの空行を使ってリストしなければなら ない。 -x オプションを使わない場合、拡張パーティションの内部のパーテ ィ シ ョンに対して 4 行ではなく 1 行で指定し、 end-of-file (^D) で終了しな ければならない。 (さらに sfdisk は、入力行が 4 つのパーティション中の第 1 パーティションを表しているものと仮定する。第 2 パーティションは拡張パ ーティションで、第 3,4 は空である。) DOS 6.x 向けの警告 DOS 6.x の FORMAT コマンドはパーティションのデータエリアの第一セクタ か ら ある種の情報を検索し、これをパーティションテーブルにある情報より信頼 できるものとして扱う。 DOS の FORMAT は、容量が変更されたときには最初の 512 バイト分のデータ領域が DOS 版 FDISK によってクリアされていることを 仮定している。 DOS の FORMAT はこの拡張情報を /U フラグを指定した場合で も 見ようとする - これは DOS FORMAT と DOS FDISK のバグであると我々は考 える。 結局のところ、 sfdisk を用いて DOS パーティションの容量を変更したときは 、 DOS FORMAT を使ってパーティションをフォーマットする前に dd を使って 先頭の 512 バイトを 0 で埋めなければならない、というわけである。例え ば sfdisk を用いて /dev/hda1 の DOS パーティションのテーブルエントリを作成 した場合には、(sfdisk を終了し、 Linux をリブートしてパーティションテー ブ ル の 情報を有効にしたあとで) 先頭の 512 バイトを 0 にするために "dd if=/dev/zero of=/dev/hda1 bs=512 count=1" などと実行する必要がある。 注 意点: dd コマンドを使う場合には特に注意すること。ちょっとしたタイプミス で、ディスク上のすべてのデータが使えなくなる可能性もある。 できるだけ問題を起こしたくなければ、常に OS 固有のパーティションテー ブ ル用プログラムを用いることである。例えば DOS パーティションは DOS FDISK プログラムで作り、 Linux のパーティションは Linux の sfdisk で作るべ き なのである。 DRDOS 向けの警告 Stephen Tweedie は次のように報告している (930515): 「スーパーブロックの 破損に関する報告の大部分は、 1 つのファイルシステムが次のファイルシステ ム の最初にはみ出してスーパーブロックを壊している、といった不正なパーテ ィション分割によるものである。私は、信頼できると思っていた DRDOS でも、 こ の問題に出会った。これは多分 DRDOS-6.0 の FDISK コマンドによるものだ ろう。 DRDOS パーティションと直後のパーティションの間に空白のトラックや シリンダを作成しない限り、 DRDOS は能天気にも次のパーティションの最初の 部分を全て壊してしまった。 DRDOS パーティションの後に小さな空きディスク 領 域を置く限り、 1 つのドライブに 2 つのパーティションが存在しても他に 何も問題は起きない点に気を付けること。」 A. V. Le Blanc は README.efdisk で次のように書いている: 「Dr. DOS 5.0 と 6.0 は Linux と一緒に使うと問題があると報告されている。このバージョ ンの efdisk には特に問題がある。この efdisk はファイルシステムタイプ を 16 進数の 81 に設定する。 Dr. DOS は、これを DOS コードである 16 進数の 1 と勘違いするようだ。 Dr. DOS を使う場合は、efdisk のコマンド ’t’ を使 って Linux パーティションのシステムコードを変更し、 16 進数の 80 より小 さい値にすること。さしあたりは、41 と 42 が良いかと思う。」 A. V. Le Blanc は彼の README.fdisk で次のように書いている: 「DR-DOS 5.0 と 6.0 には 80 以上のパーティション ID コードに問題があるとの報告がある 。 Linux ‘fdisk’ は新しいパーティションのシステムタイプを 16 進数の 81 に 設定する。 DR-DOS は、これを DOS コードである 16 進数の 1 と勘違いす るようだ。スワップを表す値 82 とファイルシステムを表す値 83 について は 、 DR-DOS では問題は起きないはずだ。しかし、もし問題が起こるようならば 、 fdisk のコマンド ’t’ を使って Linux パーティションのシステムコードを 変更し、 16 進数の 80 より小さい値にすること。さしあたりは、42 と 43 が 良いかと思う。」 実のところは、DRDOS FDISK は 4 ビットしか見ていないのだろう。そのため、 例えば 11 と 21 が DOS 2.0 としてリストされている。しかし、DRDOS 自身は 1 バイト全てを使っているように思われる。私自身は、DRDOS とその fdisk に よる破壊を再現できていない。 バグ 今 のところ、対応する対話的な (curses インターフェースの) cfdisk がない 。 オプションが多すぎる。 non-DOS パーティションタイプがサポートされていない。 関連項目 cfdisk(8), fdisk(8), mkfs(8), parted(8) Linux 1 September 1995 SFDISK(8)

SFDISK(8) Linux Programmer’s Manual SFDISK(8) NAME sfdisk - Partition table manipulator for Linux SYNOPSIS sfdisk [options] device sfdisk -s [partition] DESCRIPTION sfdisk has four (main) uses: list the size of a partition, list the partitions on a device, check the partitions on a device, and - very dangerous - repartition a device. sfdisk doesn’t understand GUID Partition Table (GPT) and it is not designed for large partitions. In particular case use more advanced GNU parted(8). Note that sfdisk does not align partitions to block device I/O limits. This functionality is provided by fdisk(8). List Sizes sfdisk -s partition gives the size of partition in blocks. This may be useful in connection with programs like mkswap(8) or so. Here partition is usually something like /dev/hda1 or /dev/sdb12, but may also be an entire disk, like /dev/xda. % sfdisk -s /dev/hda9 81599 % If the partition argument is omitted, sfdisk will list the sizes of all block devices, and the total: % sfdisk -s /dev/hda: 208896 /dev/hdb: 1025136 /dev/hdc: 1031063 /dev/sda: 8877895 /dev/sdb: 1758927 total: 12901917 blocks % List Partitions The second type of invocation: sfdisk -l [options] device will list the partitions on this device. If the device argument is omitted, the par- titions on all hard block devices are listed. % sfdisk -l /dev/hdc Disk /dev/hdc: 16 heads, 63 sectors, 2045 cylinders Units = cylinders of 516096 bytes, blocks of 1024 bytes, counting from 0 Device Boot Start End #cyls #blocks Id System /dev/hdc1 0+ 406 407- 205096+ 83 Linux native /dev/hdc2 407 813 407 205128 83 Linux native /dev/hdc3 814 2044 1231 620424 83 Linux native /dev/hdc4 0 - 0 0 0 Empty % The trailing - and + signs indicate that rounding has taken place, and that the actual value is slightly less (more). To see the exact val- ues, ask for a listing with sectors as unit. Check partitions The third type of invocation: sfdisk -V device will apply various con- sistency checks to the partition tables on device. It prints ‘OK’ or complains. The -V option can be used together with -l. In a shell script one might use sfdisk -V -q device which only returns a status. Create partitions The fourth type of invocation: sfdisk device will cause sfdisk to read the specification for the desired partitioning of device from its stan- dard input, and then to change the partition tables on that block device. Thus, it is possible to use sfdisk from a shell script. When sfdisk determines that its standard input is a terminal, it will be conversational; otherwise it will abort on any error. BE EXTREMELY CAREFUL - ONE TYPING MISTAKE AND ALL YOUR DATA IS LOST As a precaution, one can save the sectors changed by sfdisk: % sfdisk /dev/hdd -O hdd-partition-sectors.save ... % Then, if you discover that you did something stupid before anything else has been written to block device, it may be possible to recover the old situation with % sfdisk /dev/hdd -I hdd-partition-sectors.save % (This is not the same as saving the old partition table: a readable version of the old partition table can be saved using the -d option. However, if you create logical partitions, the sectors describing them are located somewhere on block device possibly on sectors that were not part of the partition table before. Thus, the information the -O option saves is not a binary version of the output of -d.) There are many options. OPTIONS -v or --version Print version number of sfdisk and exit immediately. -? or --help Print a usage message and exit immediately. -T or --list-types Print the recognized types (system Id’s). -s or --show-size List the size of a partition. -g or --show-geometry List the kernel’s idea of the geometry of the indicated block device(s) -G or --show-pt-geometry List the geometry of the indicated block devices guessed by looking at the partition table. -l or --list List the partitions of a device. -d Dump the partitions of a device in a format useful as input to sfdisk. For example, % sfdisk -d /dev/hda > hda.out % sfdisk /dev/hda < hda.out will correct the bad last extended partition that the OS/2 fdisk creates. -V or --verify Test whether partitions seem correct. (See above.) -i or --increment Number cylinders etc. starting from 1 instead of 0. -N number Change only the single partition indicated. For example: % sfdisk /dev/hdb -N5 ,,,* % will make the fifth partition on /dev/hdb bootable (‘active’) and change nothing else. (Probably this fifth partition is called /dev/hdb5, but you are free to call it something else, like ‘/my_equipment/disks/2/5’ or so). -A number Make the indicated partition(s) active, and all others inactive. -c or --id number [Id] If no Id argument given: print the partition Id of the indicated partition. If an Id argument is present: change the type (Id) of the indicated partition to the given value. This option has the two very long forms --print-id and --change-id. For example: % sfdisk --print-id /dev/hdb 5 6 % sfdisk --change-id /dev/hdb 5 83 OK first reports that /dev/hdb5 has Id 6, and then changes that into 83. -uS or -uB or -uC or -uM Accept or report in units of sectors (blocks, cylinders, megabytes, respectively). The default is cylinders, at least when the geometry is known. -x or --show-extended Also list non-primary extended partitions on output, and expect descriptors for them on input. -C cylinders Specify the number of cylinders, possibly overriding what the kernel thinks. -H heads Specify the number of heads, possibly overriding what the kernel thinks. -S sectors Specify the number of sectors, possibly overriding what the ker- nel thinks. -f or --force Do what I say, even if it is stupid. -q or --quiet Suppress warning messages. -L or --Linux Do not complain about things irrelevant for Linux. -D or --DOS For DOS-compatibility: waste a little space. (More precisely: if a partition cannot contain sector 0, e.g. because that is the MBR of the device, or contains the partition table of an extended partition, then sfdisk would make it start the next sector. However, when this option is given it skips to the start of the next track, wasting for example 33 sectors (in case of 34 sectors/track), just like certain versions of DOS do.) Certain Disk Managers and boot loaders (such as OSBS, but not LILO or the OS/2 Boot Manager) also live in this empty space, so maybe you want this option if you use one. -E or --DOS-extended Take the starting sector numbers of "inner" extended partitions to be relative to the starting cylinder boundary of the outer one, (like some versions of DOS do) rather than to the starting sector (like Linux does). (The fact that there is a difference here means that one should always let extended partitions start at cylinder boundaries if DOS and Linux should interpret the partition table in the same way. Of course one can only know where cylinder boundaries are when one knows what geometry DOS will use for this block device.) --IBM or --leave-last Certain IBM diagnostic programs assume that they can use the last cylinder on a block device for disk-testing purposes. If you think you might ever run such programs, use this option to tell sfdisk that it should not allocate the last cylinder. Sometimes the last cylinder contains a bad sector table. -n Go through all the motions, but do not actually write to block device. -R Only execute the BLKRRPART ioctl (to make the kernel re-read the partition table). This can be useful for checking in advance that the final BLKRRPART will be successful, and also when you changed the partition table ‘by hand’ (e.g., using dd from a backup). If the kernel complains (‘device busy for revalidation (usage = 2)’) then something still uses the device, and you still have to unmount some file system, or say swapoff to some swap partition. --no-reread When starting a repartitioning of a block device, sfdisk checks that this device is not mounted, or in use as a swap device, and refuses to continue if it is. This option suppresses the test. (On the other hand, the -f option would force sfdisk to continue even when this test fails.) -O file Just before writing the new partition, output the sectors that are going to be overwritten to file (where hopefully file resides on another block device, or on a floppy). -I file After destroying your filesystems with an unfortunate sfdisk command, you would have been able to restore the old situation if only you had preserved it using the -O flag. THEORY Block 0 of a block device (the Master Boot Record) contains among other things four partition descriptors. The partitions described here are called primary partitions. A partition descriptor has 6 fields: struct partition { unsigned char bootable; /* 0 or 0x80 */ hsc begin_hsc; unsigned char id; hsc end_hsc; unsigned int starting_sector; unsigned int nr_of_sectors; } The two hsc fields indicate head, sector and cylinder of the begin and the end of the partition. Since each hsc field only takes 3 bytes, only 24 bits are available, which does not suffice for big block devices (say > 8GB). In fact, due to the wasteful representation (that uses a byte for the number of heads, which is typically 16), problems already start with 0.5GB. However Linux does not use these fields, and prob- lems can arise only at boot time, before Linux has been started. For more details, see the lilo documentation. Each partition has a type, its ‘Id’, and if this type is 5 or f (‘extended partition’) the starting sector of the partition again con- tains 4 partition descriptors. MSDOS only uses the first two of these: the first one an actual data partition, and the second one again an extended partition (or empty). In this way one gets a chain of extended partitions. Other operating systems have slightly different conventions. Linux also accepts type 85 as equivalent to 5 and f - this can be useful if one wants to have extended partitions under Linux past the 1024 cylinder boundary, without DOS FDISK hanging. (If there is no good reason, you should just use 5, which is understood by other systems.) Partitions that are not primary or extended are called logical. Often, one cannot boot from logical partitions (because the process of finding them is more involved than just looking at the MBR). Note that of an extended partition only the Id and the start are used. There are vari- ous conventions about what to write in the other fields. One should not try to use extended partitions for data storage or swap. INPUT FORMAT sfdisk reads lines of the form where each line fills one partition descriptor. Fields are separated by whitespace, or comma or semicolon possibly fol- lowed by whitespace; initial and trailing whitespace is ignored. Num- bers can be octal, decimal or hexadecimal, decimal is default. When a field is absent or empty, a default value is used. The parts can (and probably should) be omitted - sfdisk com- putes them from and and the block device geometry as given by the kernel or specified using the -H, -S, -C flags. Bootable is specified as [*|-], with as default not-bootable. (The value of this field is irrelevant for Linux - when Linux runs it has been booted already - but might play a role for certain boot loaders and for other operating systems. For example, when there are several primary DOS partitions, DOS assigns C: to the first among these that is bootable.) Id is given in hex, without the 0x prefix, or is [E|S|L|X], where L (LINUX_NATIVE (83)) is the default, S is LINUX_SWAP (82), E is EXTENDED_PARTITION (5), and X is LINUX_EXTENDED (85). The default value of start is the first nonassigned sector/cylinder/... The default value of size is as much as possible (until next partition or end-of-device). However, for the four partitions inside an extended partition, the defaults are: Linux partition, Extended partition, Empty, Empty. But when the -N option (change a single partition only) is given, the default for each field is its previous value. EXAMPLE The command sfdisk /dev/hdc << EOF 0,407 ,407 ; ; EOF will partition /dev/hdc just as indicated above. The command sfdisk /dev/hdb << EOF ,3,L ,60,L ,19,S ,,E ,130,L ,130,L ,130,L ,,L EOF will partition /dev/hdb into two Linux partitions of 3 and 60 cylin- ders, a swap space of 19 cylinders, and an extended partition covering the rest. Inside the extended partition there are four Linux logical partitions, three of 130 cylinders and one covering the rest. With the -x option, the number of input lines must be a multiple of 4: you have to list the two empty partitions that you never want using two blank lines. Without the -x option, you give one line for the parti- tions inside a extended partition, instead of four, and terminate with end-of-file (^D). (And sfdisk will assume that your input line repre- sents the first of four, that the second one is extended, and the 3rd and 4th are empty.) DOS 6.x WARNING The DOS 6.x FORMAT command looks for some information in the first sec- tor of the data area of the partition, and treats this information as more reliable than the information in the partition table. DOS FORMAT expects DOS FDISK to clear the first 512 bytes of the data area of a partition whenever a size change occurs. DOS FORMAT will look at this extra information even if the /U flag is given -- we consider this a bug in DOS FORMAT and DOS FDISK. The bottom line is that if you use sfdisk to change the size of a DOS partition table entry, then you must also use dd to zero the first 512 bytes of that partition before using DOS FORMAT to format the parti- tion. For example, if you were using sfdisk to make a DOS partition table entry for /dev/hda1, then (after exiting sfdisk and rebooting Linux so that the partition table information is valid) you would use the command "dd if=/dev/zero of=/dev/hda1 bs=512 count=1" to zero the first 512 bytes of the partition. BE EXTREMELY CAREFUL if you use the dd command, since a small typo can make all of the data on your block device useless. For best results, you should always use an OS-specific partition table program. For example, you should make DOS partitions with the DOS FDISK program and Linux partitions with the Linux sfdisk program. DRDOS WARNINGS Stephen Tweedie reported (930515): ‘Most reports of superblock corrup- tion turn out to be due to bad partitioning, with one filesystem over- running the start of the next and corrupting its superblock. I have even had this problem with the supposedly-reliable DRDOS. This was quite possibly due to DRDOS-6.0’s FDISK command. Unless I created a blank track or cylinder between the DRDOS partition and the immediately following one, DRDOS would happily stamp all over the start of the next partition. Mind you, as long as I keep a little free device space after any DRDOS partition, I don’t have any other problems with the two coexisting on the one drive.’ A. V. Le Blanc writes in README.efdisk: ‘Dr. DOS 5.0 and 6.0 has been reported to have problems cooperating with Linux, and with this version of efdisk in particular. This efdisk sets the system type to hexadeci- mal 81. Dr. DOS seems to confuse this with hexadecimal 1, a DOS code. If you use Dr. DOS, use the efdisk command ’t’ to change the system code of any Linux partitions to some number less than hexadecimal 80; I suggest 41 and 42 for the moment.’ A. V. Le Blanc writes in his README.fdisk: ‘DR-DOS 5.0 and 6.0 are reported to have difficulties with partition ID codes of 80 or more. The Linux ‘fdisk’ used to set the system type of new partitions to hex- adecimal 81. DR-DOS seems to confuse this with hexadecimal 1, a DOS code. The values 82 for swap and 83 for file systems should not cause problems with DR-DOS. If they do, you may use the ‘fdisk’ command ‘t’ to change the system code of any Linux partitions to some number less than hexadecimal 80; I suggest 42 and 43 for the moment.’ In fact, it seems that only 4 bits are significant for the DRDOS FDISK, so that for example 11 and 21 are listed as DOS 2.0. However, DRDOS itself seems to use the full byte. I have not been able to reproduce any corruption with DRDOS or its fdisk. BUGS There are too many options. There is no support for non-DOS partition types. SEE ALSO cfdisk(8), fdisk(8), mkfs(8), parted(8), partprobe(8), kpartx(8) AVAILABILITY The sfdisk command is part of the util-linux-ng package and is avail- able from ftp://ftp.kernel.org/pub/linux/utils/util-linux-ng/. Linux 1 September 1995 SFDISK(8)