カテゴリ: Linuxコマンド集 更新日: 2026/03/08

headコマンドとは?Linuxでファイルの先頭部分を表示する基本

headコマンドとは?Linuxでファイルの先頭部分を表示する基本
headコマンドとは?Linuxでファイルの先頭部分を表示する基本

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Linuxでファイルの最初の行だけを確認したいときって、どうすればいいですか?」

先生

「そういうときは、headコマンドを使うと便利だよ。ファイルの先頭部分を簡単に表示できるんだ。」

生徒

「へえ〜、headって“あたま”って意味ですよね。何行くらい表示されるんですか?」

先生

「そのとおり。デフォルトでは最初の10行が表示されるよ。実際に使い方を見ていこうか。」

1. headコマンドとは?

1. headコマンドとは?
1. headコマンドとは?

Linuxのheadコマンドは、指定したファイルの先頭部分(デフォルトでは最初の10行)を画面に表示するためのコマンドです。「head」という名前の通り、データの「頭」の部分だけをサッと確認したいときに非常に重宝します。

例えば、何千行もある長い設定ファイルやログファイルの中身をすべて開いて確認するのは大変です。しかし、headコマンドを使えば、ファイルを開くことなくコマンドライン上で冒頭部分だけを瞬時にチェックできます。プログラミング未経験の方でも、「ファイルの1行目に何が書いてあるか見たい」という場面で直感的に使えるツールです。

以下に、プログラミングやサーバー操作に慣れていない方でもイメージしやすい簡単な実行例を紹介します。

例えば、greeting.txtというファイルに、挨拶が書かれているとします。この中身をheadコマンドで確認してみましょう。


head greeting.txt
こんにちは。
今日は良い天気ですね。
Linuxの勉強を始めましょう。
1行目から10行目までが表示されます。

このように、複雑な編集ソフトを起動しなくても、ファイルの中身を安全かつ素早くのぞき見ることができます。中身を「書き換えてしまう心配がない」のも、初心者にとって大きなメリットです。

2. headコマンドの基本的な使い方

2. headコマンドの基本的な使い方
2. headコマンドの基本的な使い方

headコマンドの最も基本的でシンプルな使い方は、コマンドの後に確認したいファイル名を入力するだけです。これにより、ファイルの冒頭部分を素早くチェックできます。

例えば、プログラミングの学習で作成した「自己紹介リスト(profile.txt)」というファイルがあるとしましょう。このファイルの中身が非常に長くても、最初の数行だけを見れば、どのようなデータ形式で保存されているかが一目でわかります。実際に一般ユーザー権限で実行してみましょう。


head profile.txt
1行目:名前:太郎
2行目:趣味:読書
3行目:好きな言語:Python
4行目:学習開始日:2026年1月
5行目:目標:エンジニア就職
6行目:現在のステータス:学習中
7行目:居住地:東京都
8行目:年齢:25歳
9行目:得意分野:Web制作
10行目:備考:毎日3時間勉強中

実行結果からわかるように、ファイルprofile.txt最初の10行が画面に表示されました。Linuxのシステムでは、特に指定がない場合「10行」という数値が標準(デフォルト)として設定されています。

「中身を確認したいけれど、テキストエディタを開いて誤って内容を消してしまうのが怖い」というプログラミング未経験の方でも、headコマンドなら安心です。読み取り専用のような感覚で、安全かつスマートにファイルの書き出し部分を確認できるため、実務の現場でも頻繁に使われる必須テクニックです。

3. 行数を指定するには -nオプション

3. 行数を指定するには -nオプション
3. 行数を指定するには -nオプション

-nオプションを使えば、表示する行数を自由に指定できます。


head -n 5 sample.txt
1行目の内容
2行目の内容
3行目の内容
4行目の内容
5行目の内容

この例では、sample.txtの最初の5行だけを表示しています。ファイルが大きいときなど、表示行数を調整して効率よく内容をチェックしたいときに便利です。

4. headコマンドの応用|複数ファイルを表示する

4. headコマンドの応用|複数ファイルを表示する
4. headコマンドの応用|複数ファイルを表示する

headコマンドでは、複数のファイルを同時に確認することもできます。


head file1.txt file2.txt
==> file1.txt <==
1行目の内容
2行目の内容
...

==> file2.txt <==
1行目の内容
2行目の内容
...

このように、どのファイルの内容かが==>のあとに表示され、それぞれのファイルの先頭10行が出力されます。

5. tailコマンドとの違い

5. tailコマンドとの違い
5. tailコマンドとの違い

似た名前のtailコマンドは、ファイルの最後の行を表示するコマンドです。headはファイルの先頭、tailは末尾を見ると覚えておきましょう。たとえばログファイルの一番新しい記録を確認したいときはtailが便利ですが、ファイルの冒頭に書かれている設定などを確認したいときはheadの出番です。

6. headとパイプで組み合わせる活用例

6. headとパイプで組み合わせる活用例
6. headとパイプで組み合わせる活用例

Linuxではパイプ(|)を使って、コマンド同士をつなげることができます。たとえば、lsコマンドの出力結果の最初の数行だけ見たい場合、以下のように書きます。


ls -l | head -n 3
合計 32
-rw-r--r-- 1 user user  1234  日付 file1.txt
-rw-r--r-- 1 user user  5678  日付 file2.txt

このように、パイプを使えばheadは他のコマンドと組み合わせて柔軟に使えます。

7. headコマンドの使いどころと注意点

7. headコマンドの使いどころと注意点
7. headコマンドの使いどころと注意点

headコマンドは、大量のファイルを一括チェックするときや、ログファイルの最初の状態を確認するときによく使われます。

ただし、バイナリファイル(画像や実行ファイルなど)に対して使うと、画面が乱れる場合があります。基本的にはテキストファイル専用だと思って使いましょう。

8. オプション一覧と使い方まとめ

8. オプション一覧と使い方まとめ
8. オプション一覧と使い方まとめ
  • head ファイル名:先頭10行を表示
  • head -n 行数 ファイル名:表示する行数を指定
  • head ファイル1 ファイル2:複数ファイルの先頭を確認
  • コマンド | head -n 行数:出力結果の最初だけ表示

これらを覚えておけば、Linux初心者でもheadコマンドをスムーズに使いこなせるようになります。

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