カテゴリ: Linuxコマンド集 更新日: 2025/12/21

cp -tオプションの使い方を完全ガイド!初心者でもわかるコピー先の先指定

cp -tオプション|コピー先ディレクトリを先に指定する方法
cp -tオプション|コピー先ディレクトリを先に指定する方法

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Linuxのcpコマンドって、ファイル名のあとにコピー先を書くのが普通ですよね?」

先生

「そうだね。でも実は、-tオプションを使えば、コピー先のディレクトリを先に指定する方法もあるんだよ。」

生徒

「えっ!先にコピー先を書けるってことですか?便利そうですね!」

先生

「順番を変えられるから、複数ファイルをコピーするときに見やすくなるんだ。早速使い方を見ていこう。」

1. cpコマンドとは?

1. cpコマンドとは?
1. cpコマンドとは?

cp(コピー)コマンドは、Linuxでファイルやディレクトリを複製するための基本コマンドです。Windowsでの「コピー&ペースト」に相当し、ターミナル上で正確かつ高速にファイル操作ができます。

通常の使い方は以下のようになります。


cp file.txt /home/user/backup/

この例では、file.txt/home/user/backup/ にコピーします。

2. -tオプションとは?(ターゲットの略)

2. -tオプションとは?(ターゲットの略)
2. -tオプションとは?(ターゲットの略)

-tオプションは、target(ターゲット)=コピー先ディレクトリを最初に指定できる便利な方法です。

通常は、最後にコピー先を書きますが、-tを使えば、先に書いてしまって、あとからコピー元ファイルをいくつでも続けて書くことができます。

具体的な書き方はこちらです。


cp -t /home/user/backup/ file1.txt file2.txt

この例では、file1.txtfile2.txt を、先に指定した /home/user/backup/ にコピーします。

3. -tオプションが便利な理由

3. -tオプションが便利な理由
3. -tオプションが便利な理由

複数のファイルをコピーする場合、コピー元のファイルが多いと、最後に書くコピー先が埋もれて見にくくなることがあります。

そんなときに -t を使えば、先にコピー先を明確に書けるため、処理の目的がすぐにわかるようになります。

特にスクリプトを書くときや、複雑なファイル名が並ぶときに重宝されます。

4. 複数ファイルをコピーする実例

4. 複数ファイルをコピーする実例
4. 複数ファイルをコピーする実例

以下のような構成のファイルがあるとします。

  • report1.txt
  • report2.txt
  • report3.txt
  • コピー先フォルダ:reports/

このファイルたちをまとめて reports フォルダにコピーするには、以下のようにします。


cp -t reports/ report1.txt report2.txt report3.txt

この方法なら、コピー先が一番最初に書かれているので、視認性が高く、わかりやすいです。

5. -tオプションと他のオプションの組み合わせ

5. -tオプションと他のオプションの組み合わせ
5. -tオプションと他のオプションの組み合わせ

5-1. -vと組み合わせて進行表示

-v は verbose(詳細表示)オプションで、どのファイルがコピーされたかを表示します。


cp -vt reports/ report1.txt report2.txt
'report1.txt' -> 'reports/report1.txt'
'report2.txt' -> 'reports/report2.txt'

何がコピーされたかをリアルタイムで確認できるので安心です。

5-2. -iと組み合わせて上書き確認

-i は interactive(対話型)の略で、同名ファイルがある場合に上書きするかどうかを聞いてきます。


cp -ti reports/ report1.txt
cp: overwrite 'reports/report1.txt'? y

間違って上書きしてしまうのを防ぎたいときに便利です。

6. -tオプションを使うときの注意点

6. -tオプションを使うときの注意点
6. -tオプションを使うときの注意点
  • コピー先のディレクトリが存在しないと、エラーになる
  • コピー先を最初に書くため、読み間違いには注意
  • -tのあとにスペースを忘れずに入れること

例えば、次のような誤りは避けましょう。


cp -t/home/user/backup/ file.txt
cp: missing destination file operand after 'file.txt'

-tとコピー先ディレクトリの間にスペースがないため、エラーになります。

7. cp -tと通常のcpの違いまとめ

7. cp -tと通常のcpの違いまとめ
7. cp -tと通常のcpの違いまとめ
使い方 コマンド 特徴
通常のcp cp file.txt target/ コピー先は最後に書く
cp -t cp -t target/ file.txt コピー先を先に指定する

視認性と処理の明確さを重視するなら、-tオプションは非常に役立ちます。

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