カテゴリ: Linuxコマンド集 更新日: 2025/12/22

stat -fオプションの使い方を完全ガイド!初心者でもわかるファイルシステム情報の確認方法

stat -fオプション|ファイルが置かれているファイルシステム情報を表示する
stat -fオプション|ファイルが置かれているファイルシステム情報を表示する

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「先生、Linuxでファイルの情報を見るstatコマンドってありますよね?-fオプションって何のために使うんですか?」

先生

「良い視点ですね。-fオプションは、ファイル自体ではなく、そのファイルが置かれているファイルシステムの情報を見るためのものです。」

生徒

「ファイルシステムって何ですか?それを見てどうするんですか?」

先生

「わかりました。ファイルシステムについても、ゆっくり説明しますね!」

1. statコマンドとは?

1. statコマンドとは?
1. statコマンドとは?

Linuxにおけるstat(ステート)コマンドは、ファイルやディレクトリの詳細情報を表示するためのコマンドです。通常は、そのファイル自身の「最終更新日時」「サイズ」「所有者」などを確認するために使用しますが、-fオプションを使うと、ファイルが存在するファイルシステムの情報を見ることができます。

2. ファイルシステムとは?

2. ファイルシステムとは?
2. ファイルシステムとは?

ファイルシステムとは、Linuxや他のOSでファイルを管理・保存する仕組みのことです。簡単に言えば、ファイルをどのように配置し、どのように記録するかを決める「ルール」です。例えば、USBメモリやHDDの中には「ext4」や「xfs」などのファイルシステムがあります。

ファイルがどんなファイルシステム上にあるかを知ることで、対応している機能や制限(ファイル名の長さ、最大サイズなど)を確認できるようになります。

3. stat -fオプションの基本的な使い方

3. stat -fオプションの基本的な使い方
3. stat -fオプションの基本的な使い方

-fオプションを使うと、ファイルやディレクトリが保存されているファイルシステムの統計情報を表示します。以下が基本的な使い方です。


stat -f index.html
  File: "index.html"
    ID: b1c2d3e4     Namelen: 255     Type: ext2/ext3
Block size: 4096       Fundamental block size: 4096
Blocks: Total: 524288     Free: 512000     Available: 511000
Inodes: Total: 131072     Free: 130000

このように、ファイルシステムの種類(Type)、使用可能なブロック数(Available)、ブロックサイズ(Block size)などが表示されます。

4. stat -fで確認できる主な項目

4. stat -fで確認できる主な項目
4. stat -fで確認できる主な項目

それぞれの出力項目について初心者向けにやさしく説明します。

  • Type: ファイルシステムの種類(例:ext4、xfsなど)。これによりファイル保存の特性が異なります。
  • Block size: ファイルが保存されるときの単位サイズ。これは効率や容量に影響します。
  • Available: 現在使える空き容量(ブロック数)。ディスク残量のようなものです。
  • Inodes: Linuxでファイルを管理するための「住所」のような仕組みで、これが足りないと空き容量があっても新しいファイルが作れません。

5. stat -fとstat(通常使用)の違い

5. stat -fとstat(通常使用)の違い
5. stat -fとstat(通常使用)の違い

statだけで実行すると、以下のようにファイル自身の情報が表示されます。


stat index.html
  File: index.html
  Size: 2048       Blocks: 8       IO Block: 4096   regular file
Device: 802h/2050d   Inode: 123456   Links: 1
Access: 2025-09-01 12:00:00.000000000 +0900
Modify: 2025-09-01 11:00:00.000000000 +0900
Change: 2025-09-01 11:30:00.000000000 +0900

このように、statは「ファイルそのものの属性」を見るのに対し、stat -fは「そのファイルが置かれている土台(ファイルシステム)」を見るという違いがあります。

6. stat -fとdfコマンドとの違い

6. stat -fとdfコマンドとの違い
6. stat -fとdfコマンドとの違い

Linuxでは、ディスクの空き容量を見るためにdfコマンドもよく使います。


df index.html
Filesystem     1K-blocks    Used Available Use% Mounted on
/dev/sda1       20971520  1048576 19922944   5% /

このように、dfは全体の使用量とマウントポイントなどを表示しますが、stat -fはより詳細な構造情報(inodes、ブロックサイズなど)を教えてくれます。どちらも補完的に使うと便利です。

7. stat -fと--format(-c)オプションの組み合わせ

7. stat -fと--format(-c)オプションの組み合わせ
7. stat -fと--format(-c)オプションの組み合わせ

statコマンドは--formatまたは-cオプションを使って出力の形式をカスタマイズできます。-fと組み合わせると、特定の情報だけを抜き出して見ることができます。


stat -f -c "%T" index.html
ext2/ext3

このように、%Tを指定することでファイルシステムの種類だけを表示することができます。スクリプトやログに使うときに便利です。

8. stat -fを使うタイミングと活用例

8. stat -fを使うタイミングと活用例
8. stat -fを使うタイミングと活用例

stat -fは、以下のような場面で役立ちます。

  • ファイルがどのファイルシステムにあるか確認したいとき
  • 空き容量が足りない原因を調べるとき(inodes不足など)
  • スクリプトでファイルシステムごとの処理を分けたいとき

特に複数のHDDやSSD、USBメモリなどを使っている環境では、どこに保存されているかを意識することがトラブル防止につながります。

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