tmuxコマンドの基本!ターミナル分割とセッション管理を初心者向けにわかりやすく解説
生徒
「Linuxで作業していると、ターミナルが1つだけだと不便なんですが、どうすればいいですか?」
先生
「そんなときはtmuxを使うと便利です。画面を分割したり、作業を保存したままにできます。」
生徒
「作業を保存ってどういうことですか?」
先生
「ターミナルを閉じても、途中の作業をそのまま続けられるということです。順番に見ていきましょう。」
1. tmuxコマンドとは?
tmuxコマンドは、Linuxでターミナルを複数に分割したり、作業を保存したりできるツールです。
普段のターミナルは1画面で1つの作業しかできませんが、tmuxを使うと、1つの画面の中で複数の作業を同時に行えます。
さらに、ターミナルを閉じても作業が残るため、「サーバー作業」「長時間処理」「複数コマンド操作」などに非常に役立ちます。
イメージとしては、「1つの机の上に、仕切りを作って複数の作業スペースを作る」ようなものです。
2. tmuxのインストール方法
まずはtmuxをインストールします。環境によってコマンドが異なります。
apt install tmux
Reading package lists...
Building dependency tree...
tmux installed
CentOS系の場合は以下のようにします。
yum install tmux
Installed:
tmux.x86_64
インストール後は、すぐに使えるようになります。
3. tmuxの基本起動と終了
tmuxを起動するには、次のコマンドを実行します。
tmux
[tmuxセッションが開始されます]
この状態になると、tmuxの中で作業していることになります。
終了するには、以下のように入力します。
exit
[tmuxセッション終了]
ただし、tmuxの本当の便利さは「終了せずに作業を残す」ことにあります。
4. セッションとは?初心者向けに解説
セッションとは、「作業のまとまり」のことです。
例えば、料理でいうと「1回の料理の流れ」がセッションです。途中でキッチンを離れても、戻って続きができるイメージです。
tmuxではセッションを使うことで、以下が可能になります。
- 作業を途中で止めても続きから再開できる
- 複数の作業を切り替えられる
セッションを作成するには、次のコマンドを使います。
tmux new -s mysession
[新しいセッションが作成される]
5. セッションの切り離しと再開
tmuxの大きな特徴は、作業を残したまま離れられることです。
セッションを切り離すには、以下のキー操作を行います。
Ctrl + b を押したあとに d を押します。
これでtmuxの外に戻りますが、作業は残っています。
再開するには、以下のコマンドを使います。
tmux attach -t mysession
[セッションに再接続]
これにより、さきほどの作業画面がそのまま表示されます。
6. 画面分割の使い方
tmuxでは画面を分割して、複数の作業を同時に行えます。
縦に分割する場合
Ctrl + b のあとに %
横に分割する場合
Ctrl + b のあとに "
これにより、1つの画面が複数に分かれます。
例えば、左でファイル編集、右でコマンド実行といった使い方ができます。
7. ウィンドウ操作の基本
tmuxでは「ウィンドウ」という単位で画面を管理できます。
新しいウィンドウを作成
Ctrl + b のあとに c
ウィンドウ移動
Ctrl + b のあとに n または p
これは「タブを切り替える」イメージです。
複数の作業をきれいに整理できるので、作業効率が上がります。
8. よく使うコマンドまとめと活用例
初心者がよく使うtmuxコマンドをまとめます。
tmux new -s work
tmux ls
tmux attach -t work
tmux kill-session -t work
work: 1 windows (created)
それぞれの意味は以下の通りです。
- new: 新しいセッション作成
- ls: セッション一覧表示
- attach: セッションに接続
- kill-session: セッション削除
例えば、以下のような使い方ができます。
- サーバー作業をtmuxで実行して切断しても動かし続ける
- 複数のログを同時に監視する
- 開発作業を複数画面で効率化する
tmuxは慣れると手放せない便利ツールです。