カテゴリ: Linux基礎 更新日: 2026/09/01

cutコマンドの基本!テキストを区切って抽出する方法を初心者向けに徹底解説

cutコマンドの基本!テキストを区切って抽出する方法
cutコマンドの基本!テキストを区切って抽出する方法

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「テキストファイルの中から、必要な部分だけ取り出すことってできますか?」

先生

「できますよ。Linuxではcutコマンドを使うと、テキストを区切って必要な部分だけ取り出せます。」

生徒

「区切るってどういう意味ですか?」

先生

「例えば、名前と年齢がカンマで区切られているデータから、名前だけ取り出すことができます。」

生徒

「それは便利そうですね。ぜひ使い方を知りたいです!」

先生

「では、基本からゆっくり説明していきましょう。」

1. cutコマンドとは?

1. cutコマンドとは?
1. cutコマンドとは?

cutコマンドは、Linuxでテキストの一部を切り出すためのコマンドです。ファイルの中身やコマンドの出力結果から、必要な部分だけを取り出すことができます。

例えば、データが横に並んでいるときに「この列だけ欲しい」といった場面で活躍します。

イメージとしては、表の中から特定の列だけハサミで切り取るようなものです。大量のデータの中から必要な情報だけを取り出せるため、作業効率が大きく向上します。

2. 基本的な使い方

2. 基本的な使い方
2. 基本的な使い方

cutコマンドの基本構文は以下の通りです。


cut [オプション] ファイル名

主に使うオプションは次の3つです。

  • -c 文字単位で切り出す
  • -d 区切り文字を指定する
  • -f フィールド番号を指定する

フィールドとは、区切り文字で分けられたデータの単位のことです。例えばカンマで区切られたデータでは、カンマごとに分かれた部分がフィールドになります。

3. 文字単位で切り出す方法

3. 文字単位で切り出す方法
3. 文字単位で切り出す方法

まずは、文字の位置を指定して切り出す方法です。


echo "HelloWorld" | cut -c 1-5
Hello

この例では、1文字目から5文字目までを取り出しています。

つまり、HelloWorldの中からHelloだけを抽出しています。

文字数で指定するため、固定の長さのデータを扱うときに便利です。

4. 区切り文字でフィールドを抽出する

4. 区切り文字でフィールドを抽出する
4. 区切り文字でフィールドを抽出する

実務でよく使うのが、区切り文字を使った抽出です。

例えば、カンマ区切りのデータを用意します。


echo "Taro,25,Tokyo" | cut -d "," -f 1
Taro

ここでは、カンマを区切り文字として指定し、1番目のフィールドを取り出しています。

同じように、年齢だけ取り出すこともできます。


echo "Taro,25,Tokyo" | cut -d "," -f 2
25

このように、CSV形式のデータを扱うときに非常に便利です。

5. 複数のフィールドを同時に取得する

5. 複数のフィールドを同時に取得する
5. 複数のフィールドを同時に取得する

複数のフィールドをまとめて取り出すことも可能です。


echo "Taro,25,Tokyo" | cut -d "," -f 1,3
Taro,Tokyo

この例では、1番目と3番目のフィールドを同時に取得しています。

必要な情報だけをまとめて取得できるため、データ整理に役立ちます。

6. ファイルから特定の列を抽出する

6. ファイルから特定の列を抽出する
6. ファイルから特定の列を抽出する

実際のファイルに対しても同じように使えます。


cut -d ":" -f 1 /etc/passwd
root
daemon
bin

これは、ユーザー情報ファイルからユーザー名だけを取り出しています。

コロンで区切られているデータの1番目の部分を抽出しているため、ユーザー名一覧が表示されます。

7. パイプと組み合わせて使う

7. パイプと組み合わせて使う
7. パイプと組み合わせて使う

cutコマンドは、他のコマンドと組み合わせて使うとさらに便利になります。


ls -l | cut -c 1-10
-rw-r--r--
drwxr-xr-x

この例では、ファイルの権限部分だけを取り出しています。

パイプとは、前のコマンドの結果を次のコマンドに渡す仕組みのことです。

複数のコマンドを組み合わせることで、より柔軟なデータ処理ができます。

8. cutコマンドが活躍する場面

8. cutコマンドが活躍する場面
8. cutコマンドが活躍する場面

cutコマンドは、次のような場面でよく使われます。

  • CSVファイルから特定の列を取り出す
  • ログファイルから必要な情報だけ抽出する
  • コマンドの出力結果を整形する

特にLinuxのテキスト処理では、grepやsortなどと組み合わせて使うことで、より強力なデータ処理が可能になります。

シンプルなコマンドですが、使いこなすことで作業効率が大きく向上します。

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