カテゴリ: Linuxコマンド集 更新日: 2025/12/17

grep -Lオプションの使い方を完全解説!一致しなかったファイル名を表示しよう

grep -Lオプション|一致しなかったファイル名を表示する
grep -Lオプション|一致しなかったファイル名を表示する

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「先生、grepコマンドってよく聞くんですけど、ファイルの中身を検索するっていうのはわかるんです。でも、一致“しなかった”ファイルだけを知りたいときって、どうすればいいんですか?」

先生

「いい質問ですね。“grep -L”というオプションを使えば、その目的を簡単に達成できますよ。」

生徒

「“-L”?どうやって使うんですか?」

先生

「それでは、grep -Lオプションの基本から具体例まで、わかりやすく説明していきましょう。」

1. grepコマンドとは?初心者でもわかる基本のキホン

1. grepコマンドとは?初心者でもわかる基本のキホン
1. grepコマンドとは?初心者でもわかる基本のキホン

Linux(リナックス)のgrepコマンドは、「ファイルの中から特定の文字列を探す」ための便利なコマンドです。たとえば、「ある単語が書かれている行だけを表示したい」「ログファイルの中からエラーだけを探したい」といった場面で大活躍します。

grepは「Global Regular Expression Print(グローバル正規表現表示)」の略です。難しく聞こえるかもしれませんが、要するに「検索して、その結果を表示する」ものです。

2. -Lオプションの意味とは?

2. -Lオプションの意味とは?
2. -Lオプションの意味とは?

grep -Lは、「指定した文字列が含まれていないファイル名だけを表示する」というオプションです。-Lは「Lack(不足)」の「L」と覚えるとわかりやすいでしょう。

つまり、「探しているキーワードが見つからなかったファイル」を一覧で教えてくれるのです。

3. grep -Lオプションの使い方|具体例で理解しよう

3. grep -Lオプションの使い方|具体例で理解しよう
3. grep -Lオプションの使い方|具体例で理解しよう

では、実際にコマンドを使ってみましょう。まずは簡単な例です。カレントディレクトリにある3つのテキストファイルに、特定の単語が含まれているかを調べてみます。

たとえば、「error」という文字列が含まれていないファイルを探したい場合、次のように入力します。


grep -L "error" *.txt
sample2.txt
log3.txt

この出力結果は、「sample2.txt」と「log3.txt」には「error」という文字列が含まれていなかった、という意味です。

4. grep -lとの違いに注意!

4. grep -lとの違いに注意!
4. grep -lとの違いに注意!

似たようなオプションに-l(エル小文字)がありますが、こちらは「一致したファイル名だけを表示する」オプションです。


grep -l "error" *.txt
log1.txt

このように、-L-lは正反対の意味になります。混同しないように注意しましょう。

5. grep -Lと他のオプションの組み合わせ例

5. grep -Lと他のオプションの組み合わせ例
5. grep -Lと他のオプションの組み合わせ例

grep -Lは他のオプションと組み合わせることで、さらに便利に使えます。以下はその一例です。

● 大文字・小文字を無視して検索(-i)


grep -Li "error" *.log
system2.log

この例では、「Error」や「ERROR」といった表記も対象になります。

● サブディレクトリも含めて検索(-r)


grep -rL "success" .
./logs/app1.log
./logs/app2.log

カレントディレクトリ以下すべてのファイルを再帰的に調べて、一致しなかったファイルだけを表示しています。

6. grep -Lが便利なシーンとは?

6. grep -Lが便利なシーンとは?
6. grep -Lが便利なシーンとは?

以下のような場面でgrep -Lはとても役立ちます。

  • 大量のログファイルから、あるキーワードが「ない」ファイルだけを知りたいとき
  • 設定ファイルの中で、特定の記述が漏れているものを調べたいとき
  • 確認漏れや記述ミスのチェックを自動化したいとき

プログラミング未経験者でも、ちょっとしたチェック作業を効率化できる便利なコマンドです。

7. grep -L使用時の注意点

7. grep -L使用時の注意点
7. grep -L使用時の注意点

いくつかの注意点も知っておくと安心です。

  • バイナリファイル(画像など)にも適用される可能性があるので、--textオプションを使うと良い場合もあります。
  • 検索キーワードにスペースがあるときは、必ず引用符(")で囲むようにしましょう。

8. grep -Lの使用例まとめ|他コマンドとの違いも理解しよう

8. grep -Lの使用例まとめ|他コマンドとの違いも理解しよう
8. grep -Lの使用例まとめ|他コマンドとの違いも理解しよう

最後に、よく似たコマンドとの違いを表でまとめておきましょう。

コマンド意味
grep "文字列"一致した行の内容を表示
grep -l "文字列"一致したファイル名だけ表示
grep -L "文字列"一致しなかったファイル名だけを表示
grep -i "文字列"大文字・小文字を区別しない
grep -r "文字列"サブディレクトリも含めて検索
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