カテゴリ: Linuxコマンド集 更新日: 2026/01/19

Linuxのlsコマンド-iオプション完全ガイド!初心者でもわかるi-node番号の表示方法

lsコマンドの-iオプション|ファイルのi-node番号を表示する方法
lsコマンドの-iオプション|ファイルのi-node番号を表示する方法

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「先生、Linuxのlsコマンドでファイルの一覧を見る方法はわかってきたんですけど、-iオプションって何に使うんですか?」

先生

-iは、ファイルのi-node番号を表示するためのオプションなんですよ。」

生徒

「i-node番号?それはファイルのサイズや日付とは違うんですか?」

先生

「はい、違います。i-node番号はLinuxがファイルを管理するときの住所のようなものなんです。順番に説明していきましょう。」

1. i-nodeとは?

1. i-nodeとは?
1. i-nodeとは?

LinuxやUNIX系のファイルシステムには、ファイルやディレクトリを管理するためのi-node(アイノード)という仕組みがあります。
i-nodeは、ファイルの「名札」のような存在で、その中には次のような情報が入っています。

  • ファイルサイズ
  • 作成日時や更新日時
  • 所有者や権限
  • ディスク上での保存場所

つまり、ファイルの「名前」そのものは別の場所で管理されており、実体の情報はi-nodeに格納されているのです。そして、このi-nodeにはそれぞれに固有の番号が割り当てられており、それがi-node番号です。

2. ls -i の基本的な使い方

2. ls -i の基本的な使い方
2. ls -i の基本的な使い方

ls -iを実行すると、ファイル名の前にi-node番号が表示されます。


ls -i
131072 Documents  131073 Downloads  131074 Pictures  131075 index.html

このように、ファイルごとに数字がついているのがi-node番号です。普段は気にしない数字ですが、システムを理解するうえで非常に重要な役割を果たしています。

3. i-node番号は何に役立つのか?

3. i-node番号は何に役立つのか?
3. i-node番号は何に役立つのか?

i-node番号を確認すると、次のような場面で役立ちます。

  • 同じファイル名に見えても、中身が別物かどうかを区別するとき
  • ハードリンクという仕組みで、複数の名前が同じ実体を指しているか確認するとき
  • ファイルシステムのトラブルを調査するとき

例えば、ハードリンクを作成すると、異なるファイル名でもi-node番号が同じになります。これは「別の名前を付けただけで、同じ実体を指している」という意味です。

4. ls -li で詳細を確認

4. ls -li で詳細を確認
4. ls -li で詳細を確認

-i-lを組み合わせると、i-node番号と同時に詳細な情報を確認できます。


ls -li
131072 -rw-r--r--  1 user user   2048 Sep 16 10:00 index.html
131073 drwxr-xr-x  2 user user   4096 Sep 16 09:00 Documents

こうすると、i-node番号・権限・所有者・サイズ・日付をまとめて確認できるため、トラブルシューティングや管理の際に便利です。

5. ハードリンクでのi-node番号の確認

5. ハードリンクでのi-node番号の確認
5. ハードリンクでのi-node番号の確認

実際にハードリンクを作成してi-node番号を確認してみましょう。


ln index.html copy.html
ls -i
131072 index.html  131072 copy.html

このように、index.htmlcopy.htmlは別々の名前を持ちながらも、同じi-node番号を共有しています。つまり、実体は同じファイルを指しているということです。

6. i-node番号とトラブル解決

6. i-node番号とトラブル解決
6. i-node番号とトラブル解決

i-node番号を知っていると、次のようなトラブル解決にも役立ちます。

  • 「削除したはずのファイルがまだ残っている」ように見えるとき
  • ログファイルが肥大化してディスク容量を圧迫しているとき
  • ファイル名が壊れてしまい読めないとき

こうした場合でも、i-node番号を手がかりにファイルを特定できることがあります。特にシステム管理者にとっては重要な情報源となりますが、初心者にとっても「ファイルの裏側でこういう仕組みが動いている」と理解しておくと学習がスムーズになります。

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